Who made CAsa real ?
Casa Realは、今まで日本で飲まれてきたテキーラとは一味違います。これは創業者のJuanの思いと、その遺志を継いだ家族がなせるものです。
ぜひこの物語を読んだ上で味わってください。
Casa Real colibri
家族と蒸留所の物語

若き日のJuan Antonio Gonzálezは、家族からリュウゼツランの植え付け、栽培までを学んだ。
この経験からその土地(テロワール)への熱意を生み出した。
ハリスコ州高地の中心部に佇むDestilería Casa Real(カーサレアル蒸留所)は、伝統を守り、家族の絆を大事にし、そして卓越した品質を生み出すことへ、誓いを立てています。その物語は、質素な地下室から始まりました。創業者であるJuan Antonio González(フアン・アントニオ・ゴンサレス)が、そこで初めて少量のテキーラを蒸留し、親しい友人や家族とその情熱を分かち合ったのです。今日、彼のビジョンは、Destilería Casa Realが造り出す全てのボトルに宿り、彼らが作り出すアガべ、テキーラの価値を伝えています。
1997年、創設者フアン・アントニオと妻のイルマ・セラフィナは、ロス・アルトス地方のArandas(アランダス市)に蒸留所を設立しました。以来、Casa Real は、ロス・アルトス地方のアガべを、純粋さ、真実味、そして伝統への敬意が込められた格別なテキーラへと変貌させてきました。
この取り組みによって働く人に優しく、さらに美味しいテキーラづくりに専念できる環境が実現しています。
フアン亡き後、家族による蒸留所運営
そのアガベとテキーラへの愛は引き継がれる。
2022年、フアン・アントニオの逝去後、イルマ・セラフィナは、その強さと不屈の精神で家族の遺志を受け継ぎました。子供たちのエスメラルダ、フアン・アントニオ、メリッサ・ゴンサレスも加わり、共に伝統を尊重しながら、持続可能な取り組み、社会的責任、そして最高水準の品質への深い献身とともに未来へと歩みを進めています。
またDon Julio氏の孫であるLalo氏が幼馴染とともにローンチしたLALOというテキーラを作っている蒸留所がDestilería Casa Realであることが知られるとテキーラ愛好家からの注目も高まります。
強い絆でつながった家族によるテキーラづくりへの愛、リュウゼツランの品質の高さで、デスティレリア・カーサ・レアルは、全てのボトルにおける真の品質と純粋さへのこだわりによって、際立った存在となっています。


人とテキーラのために蒸留所を移転
共に働く人のための生産設備
2022年に蒸留所を同じArandasの中で移転しました。もし生産効率だけを追うなら、もっと便利な方法もあったかもしれません。しかし、それでも選んだのは、働く人の環境とテキーラの味わいを大切にする道でした。
大量生産の蒸留所と比べると、中小規模の蒸留所は働く人にとっては実は大変な労働環境です。例えば、数十キロにも及ぶ重いアガベを数メートル上のレンガ釜に積み上げる作業など、人の手に大きく依存していました。
移転にあたり、蒸留所ではベルトコンベアを導入し、釜の上部からアガヴェを落として積み込む仕組みを整えました。
この取り組みによって働く人に優しく、さらに美味しいテキーラづくりに専念できる環境が実現しています。
より美味しいテキーラの製造の為に
もともと評価の高かったDestilería Casa Real。ただ、より美味しいテキーラづくりには余念がありません。蒸留所移転に際して、ステンレス製だった蒸留器を銅製に置き換えました。
蒸留したテキーラは、一定程度の硫黄化合物を含みます。蒸留器に銅を使用すると、化学反応で硫黄化合物を吸着でき、味が良くなると言われています。その一方で、にメンテナンスをしっかりとしないと、銅と硫黄の化合物がテキーラに混入するリスクが増えます。
手間を惜しまずメンテナンスを行い、より美味しいテキーラを追い求める。それが、フアン・アントニオから受け継がれるテキーラづくりへの思いです。

Casa Realのある土地
Destilería Casa Realがあるのは、テキーラの大半を生産するハリスコ州です。
その中には二大産地があり、一つはテキーラ村を中心としたバジェス地域、もう一つは標高が高く肥沃な土地として知られるロス・アルトス地域です。Casa Realは、このロス・アルトスに位置しています。
Destilería Casa Realでは、ロス・アルトス産アガヴェが持つテロワールを大切にし、その個性を活かしたテキーラづくりを行っています。
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